未病ケアで助け合い、支え合う地域社会になって欲しいと願う動機は、自分の根深い気質が原因だと51歳で知る。
『HSP』という言葉と出会い、ネットを検索して、本を読んだり、知れば知るほど自分に当てはまる・・・
HSP度診断では50〜140の内、スコアは何回やっても120前後で『強』という診断結果。51歳にして自分がかなり強いHSPであると知ったのでした!
人生振り返ると、子供の頃から疲れやすくて、人の感情に影響を受け過ぎたり、些細なことに感じ入り過ぎたり、何かにつけて羞恥心や罪悪感が強すぎて、自己評価はいつも低いんですよね、実は・・・
周囲ににその話をしても「信じられない」と言われますし、心臓に毛が生えてるほど図太くて強い女のイメージを持たれているようで(苦笑)
年を重ねるごとに自分ペースが乱れないようにコントロールできるようにはなりましたが、自分の根っこにある気質みたいなものはずっと変わっていないような気はしていました。
生活を共にする、6歳上の夫は私のことを「引きこもりタイプ。人見知りで疲れやすい人」という風に私のことを見ていたそうで、そんなことも先日初めて知ったのです。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、日本では「ひといちばい敏感な人」と訳されます。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン氏が1991年から研究をはじめ提唱する、ある特定の気質を持って生まれた人のことを言います。
共感力が高く過剰に刺激を受けやすいその気質は生涯変わることはなく、子ども時代のHSPのことをHSC(Highly Sensitive Child)と言うそうです。
(自分もHSPかもしれない)
(子供がまさにそんな感じ!)
敏感さや生きにくさを感じている方は一度、調べられてはいかがでしょう。
世界中の5人に1人はHSP(HSC)。
HSPは障害や病気ではなく、持って生まれた“ひといちばい敏感な”性質だということです。人種や性別に違いはなく、5人に1人くらい、15〜20%の割合で世界中に存在していることがわかってきたそうです。
判断基準として48項目のチェックリストや「DOES」というHSPの根っこにある4つの性質を見る方法があり、特に研究が盛んなアメリカでは、この「DOES」の全てに当てはまるならばHSPであると。
HSPを判断する4つの性質「DOES」について、日本におけるHSP・HSC普及の第一人者で、エレイン・アーロン氏の書籍『ひといちばい敏感な子』を翻訳をされた、子育てカウンセラー・心療内科医の明橋大二先生の書籍『HSCの子育てハッピーアドバイス』から一部引用して紹介させていただきます。
HSPが持つ4つの性質 〜DOES
D=深く考える(Depth of processing)
HSPの脳は、情報を深く処理する部分が活発になっている。
1を聞いて10を知り、人の気持ちや空気を読む能力に長けている。間違ったことをするとどうなるかがよくわかるので慎重なところがある。0=過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
物事に対して受ける刺激がHSPではない人と比べて強い。人の感情や雰囲気だけでなく、暑さや寒さの変化に弱く、痛みや刺激を受けやすいなど、体の内外のことに敏感。小さな音でも聞きつける、鼻がきく、チクチクした肌触りが苦手など、感覚的に敏感であることも多く、発達障害と誤解されることもある。刺激が多い時には過敏で動揺しやすくなる。何に対して敏感かはそれぞれに違いがある。E=共感力が高く、感情の反応が強い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)
脳科学による研究で、HSPは他の人が何かをしたり感じているのを見ると発火して、あたかも自分が同じことをしたり感じているように感じる神経細胞「ミラ-ニューロン」の活動が活発であることが示された。共感力が高く、辛い思いをしている他人の気持ちが手に取るようにわかったりする。直感が鋭い、感情移入しやすい、想像力が豊か、正義感が強い、完璧主義などの特徴がある。不公平なことが許せず、些細な間違いに強く反応することも。発達障害(主に自閉スペクトラム症など)との最も大きな違いは、自閉スペクトラム症が他人の気持ちを読むことが苦手なのに対し、HSPはむしろ他人の気持ちを察することにひといちばい長けているS=些細な刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)
人の髪型や服装、場所の小さな変化や、人が自分を笑ったこと、逆にちょっとした励ましなどにもよく気づく。体内の刺激にも敏感で、薬が効きやすいこともある。少しの刺激で痛みを感じ、何か悪い病気ではないかと不安になったりする。
この「DOES」、4つの指標うち1つでも当てはまらないならばHSPではないとも言われているらしいです。
アメリカではHSP・HSCについて相当研究されていますが、日本ではまだほとんど知られていません。
親御さんだけでなく学校の先生やカウンセラーなどもほとんど知らない状況の中で、HSCの子供たちがこういう苦労をしているんですね。
明橋先生は『敏感すぎる』というのはネガティブでレッテルを張るような言い方だが、HSP・HSCは治療を必要とするものでも、できないことがあるわけでもないと。
むしろ今の世の中にこそ必要な人材で、素晴らしい特性だと感じていると述べられ、さらに、『DOES』からもわかるように、人と人との違いを認め、相手の気持ちに気づき、本物を見抜く力を持ち合わせ、感覚的に鋭いので、危険予知にも優れていて、社会が大きく変わる中で、新しい価値観を創造していける感受性豊かな人達だと!!
ちょっと勇気が湧いてきました。
ただ、HSPではない人が多数派の世の中ですから、生きにくさや困難さは確かにあります。そこをどうコントロールしていくかが大切だと言う言葉に深く共感します。
HSPという存在自体が必要なもの。
慎重派、少数派とも言われるHSPが5人に1人という割合で世界中に存在しているのは、ヒトの種の生存戦略として必要だったのではないかと。
アクセルを踏んで突き進むタイプと、慎重に深く考えるタイプがいるからこそ、人類がここまで生き延びることができたとも考察されています。
ちなみにHSP(HSC)の中でも約3割は外交的で好奇心が強いタイプ「HSS:High-Sensation Seeking・刺激探求型」に分類され、HSPにも多様性があるそうです。
刺激欲しがりなのに、傷つきやすい。
私はきっとこのタイプだと思います。
改めて考えると、私が今の仕事に進んだのもこの特性が強かったおかげかと、有難く思えるようになりました。
そして、サロンやスクールに来られる方々から『ここへ来て、やっと生きやすくなりました』と言われるのも、きっとみんな、それぞれ、生きづらさを感じてて、それでも前に向いて生きなくちゃ!っていう思いが、無意識に引き寄せ合って、生きやすい社会をつくりたい!と願う個々の思いが集結して、今の活動に発展してきたように思います。
日本の風土、薬草を大切に。日本人の気質に合った未病ケアで、1人でも多くの方が、生きづらさから解放されて、自分らしくイキイキと暮らしてほしい、それが私の一番の願いです。
共感してもらえたら、一度スクールを覗いください。
寺子屋スタイルの『日本未病ケアスクール』がいったい何を目指しているのか、説明会でしっかりお伝えするつもりです。
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