YURAGI STYLE

ゆずの健康&美容方法

医療費は8年連続最高更新 厚労省発表

2016.12.23

日本の高齢化は年々深刻化を増すばかりですが、問題は高齢者の数が増えることなのでしょうか?

話は逸れます「ゆずパワーを心身の健康増進に役立てほしい!」と思ったところで何も形がなければ伝わりにくく、そこでゆずの機能性を最大限生かす商品を開発して日本中を廻っております。
ところが日本人は反応が薄いので哀しくなる時が多いです。
チアシードとかアサイーなど、海外のフルーツの抗酸化力には飛びつくに・・・

それに対して中国、台湾、韓国だけに留まらず、フランス・オーストラリアなど海外の人は非常に高く評価してくれます。「おぉ!日本産、野生のゆず!素晴らしい」って!

中国では漢方生薬として古くから処方されてきた背景もあり、アジアの人にはこちらが説明しなくても「日本のゆず!」「特効薬」「日本で育つ野生のゆずに出会えるなんて」等出会えたことに感動してくれます。
そんな折「岡山さん、ゆずを使ったエイジングケアを中国の高齢者対象に予防の分野で広めませんか?」と言ってくれる上海在住の日本人との出会いがあり、中国の高齢化についてリサーチ兼ねて行ってきました。

そこで知った中国の介護事情に驚きを隠せませんでした。

中国の介護事情

日本では当たり前に存在する、介護施設やヘルパー・介護職の養成が中国では全く制度が整っていないのに高齢者は増えるばかり。この事を深刻に捉えた政府は今、急ピッチで対策をしているそうです。
そこで、政府の推進もあり、60歳を過ぎた人たちはとにかく運動を熱心にしています。もちろん日本でも推進はされていますが、それを受けた市民の行動に日本と中国の温度差を感じます。上海中心部の公園で観察したのですが、通行人が歩けないほど大勢の高齢者が朝から熱心に数時間、太極拳・ダンス・バトミントン・競歩など毎朝行われています。

なぜ、そこまで熱心にするのか現地の人に尋ねてみると「介護が必要な体になっても介助訓練を受けていない人に世話してもらわないといけないでしょう!そこで怪我や事故が起きて症状がもっと酷くなる様子を身近に見てるから病気になれないってみんな真剣なんですよ」日本では考えられない事情です。元々医療の保険制度もないので、予防に対する意識は非常に高く、元気なうちに病気にならない丈夫な心と体を鍛える努力は人一倍らしいです。そして次世代に対する介護負担の意識も違うなぁ〜って感心します。一子政策の規制が緩和されたのは数年前ですから、大人二人に対して支える子供が一人。当面この比率は変わらない現状の中で子供に負担をかけないように努力をしている人が少なくないとか・・・

施設への入居の姿勢も全然違いました。
日本では認知症・或いは体が不自由になり要介護認定という状態になってから慌てて介護施設を探し入居されるという流れが常識となっていますが、上海周辺では60歳で元気なうちに介護サービス付きマンションにご夫婦で移住して高齢になる自分の健康増進に役立つことを楽しみにながら積極的にするそうです。

まとめ

日本は医療サービスを誰でも平等に保護されている制度が素晴らしいと感じる反面、国民一人一人が医療機関に依存してしまっているように感じてなりません。「何かあったら病院に行けば良い」的な思考が予防への意識を希薄にさせてしまっているように思います。

この意識が変わらない限り医療費増加の問題は解決せず、益々次世代に負担が増えるばかりで、この問題を私たちの世代が真剣に考えて個々に予防を積極的にしていけば医療費の増加を止めれますよね? そう信じて頑張っていきます。

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