この度、Musée du Louvre(フランス ルーブル美術館)の地下にて開催された、コスメの祭典「cosmetics 360」(フランスのコスメティックバレー主催)に出展させていただき、盛況の内に2日間を終えることができました。
一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター様(JCC)と、クレコス様に繋いで頂いたご縁でございます。本当に有難うございます。
実生ゆずのスキンケア開発を始めた当初、約9年ぐらい前でしょうか。
「どうせ作るなら精油の本場フランスで実生柚子を評価されたい」
「フランスの空港に、手掛けた製品のポスターが掛かっていることを強くイメージングして目標にしよう!」と、社長が言っていたのを今も鮮明に覚えています。
今回の出展は、その夢に向けての確かな一歩をであったように思います。
同時に、これまで陰に日向で、ご協力いただいていおります皆様方へ、改めて感謝の思いを強くいたしております。
さて、フランスで柚子の認知度が上がったきっかけは、数年前にパティシエの世界大会が行われた際に、日本のパティシエが柚子をふんだんに使用したことがきっかけで、衝撃的に話題が沸騰し、一気に柚子が求められるようになったのだそうです。「本来は酸味や苦味に弱いフランス人が、柑橘を超越した柚子の香りに魅了されたのだ」と、フランスで調香の研究をされている専門家の方がおしゃっていました。
食文化を中心に柚子はフランスで日常化しつつありますが、高級食材として扱われているため、コスメの原料として扱われていることは皆無のようです。
今回、初来仏が功を奏したのは、実生ゆずの香りだけではなく、コラーゲン産生活性作用のエビデンスを携えた事も、理由の一つに数えることができるのかもしれません。
来年も参加出展を検討し、今後の量産化や輸出に向けた原料の安定供給を課題に、取り組んで参りたいと思います。