7年前から実生ゆず精油を蒸留したり、分別加工をするようになって不思議に思うになったコトがあります。
皮膚を温めるような成分は果実の内側にあって、42℃前後の湯にゆずの果実を丸ごと一個プカプカ湯船に浮かせただけで作用は働くんだろうか?
そんな疑問を抱くようになりました。
そして、(そもそも、なぜゆずを湯船に入れるようになったんだろう?)
調べてみることに‥
江戸時代からこの風習は始まったそうです。この時代の人々にとって、寒い冬は命に関わる季節でした。冬至は一年で最も夜が長くなる事から『死に近づく日』と捉えられていたそうです。
この厄(死)から逃れるために『寒い冬を無事に乗り越えられますように』そんな願いを込めて、頑丈で生命力が強い樹木から寒い冬に実るゆずを湯船に入れて厄払いをしたのが始まり。
無病息災を祈る風習が『ゆず湯』の本来の意味だったんですね!
せっかくお風呂に入れるなら、ゆずの血行促進作用や保湿成分、香りも楽しみたいと思って考えたのが『ゆずバスボム』。
『ゆずはヒリヒリするので苦手』だと警戒される皮膚が敏感な方も、これなら刺激を感じず、ゆっくり湯船に浸かって体の芯から温もり、湯冷めしないので嬉しい!と喜ばれるようになりました。
作り方のコツさえマスターすれば、キッチンにある素材で手軽に作れるから安心だし、もっと多くの人に知ってもらいたいなぁって思っていたところ、大阪グランフロント内の積水ハウスさんが運営する『sumufumulab』で『ゆずバスボム作り』を企画してくださったんです!
小学生のお子さんもお母さんと一緒に参加してくれて、とても楽しそうに作ってくれたのが嬉しくて、朝から夕方まで3回に分けて開催し1日があっという間でした。
他にもたくさんご要望いただいたので、これから豆に開催しようと思っています。
あなたの街にも登場するかもしれませんので、イベント情報チェックしてくださいね!
今年の冬は『ゆず&糀』パワーで温活! 実生ゆずの皮パウダーと、口に入っても安心食材だけでつくるバスボムは肌に優しいだけで…