YURAGI STYLE

ゆずの健康&美容方法

「実生ゆずプライマリ・ヘルスケア」〜3世代が心豊かに暮らせる未来社会へ〜

2018.10.25

活動テーマは未病のうちにセルフケアでQOLを高めよう!


未病には西洋医学的な考え方と東洋医学的な考え方があり、同じ言葉でも捉え方は全く違います。

西洋医学的「未病」は、自覚症状はないが検査をすると異常が見つかる状態。
それに対し東洋医学的な考え方は、検査結果に異常はないが不調を抱えて日々の生活が辛い状態。

私の元へ訪ねてこられるのは後者の方々です。サロンでは個々の状態を傾聴し、まずは元の元気な心身へ導くケアで改善を促し、お客様のライフスタイルに合わせて無理せず続けられるセルフケアを一緒に考えてアドバイスしています。

頑張りすぎていつしか無意識に心と体のバランスが乱れてしまったお客様が来店ごとにエネルギッシュでイキイキとした表情と柔軟でしなやかな体の動きをみせる変化を実感できた瞬間、喜こばれる歓びを感じると共にやりがいを感じています。

「実生ゆず」は自然の奇跡であり、野生の薬

近年、日本食がヘルシーフードとして世界中で評価され、和食には欠かせない日本産ゆずの爽やかな香りが海外でも人気を集めていますが、ゆずの本当の魅力は日本国内でもあまり知られていません。

ゆずには「接ぎ木ゆず」と「実生ゆず」の2種類があります。

今日、ご紹介する「実生ゆず」は、父親(雄木)と母親(雌木)の遺伝子が混ざって種子ができるのではなく、一本の木で交配を繰り返し、ピュアな遺伝子を何千年も脈々と受け継いでいます。

それは、まさに自然の奇跡であり、野生の薬といっても過言ではないでしょう。

実生ゆずは、100年〜300年と樹齢が長く、農薬も必要ないほど強い生命力を備えています。

私が暮らす大阪府箕面市はもとより、京都府水尾・滋賀県比叡山・徳島県・高知県の里山で暮らす人々は、実生ゆずが絶滅しないように守る努力しています。

しかしながら、現在は数年で収穫できる接ぎ木法で栽培されたゆずが主流であり、実生ゆずは限られた地域でごくわずかな収穫量しかありません。

日本では一年で最も夜が長い「冬至」の日、湯船にゆずを浮かせ入浴する風習があります。

「ゆずを風呂に入れると風邪をひかない」江戸時代初期から始まったそうです。また、体を清めて厄払いをするためにゆずを入れたという説もあります。現在も受け継がれている日本独自の風習のひとつとなりましたね。

京都大学農学部北島名誉教授は、柑橘の起源や各品種の親子関係などの解明に20年以上携わっています。私も時折、北島先生の実生ゆず産地調査に同行し教えを受けております。

北島名誉教授の調査・研究によって解明されたのは、混じりけのないピュアな遺伝子を何千年も脈々と受け継いだ実生ゆずの遺伝子は、シトロンの遺伝子に近いということです。

柑橘の原産地とされるインド東北部から中国南西部地域では、シトロンは、香りの良さから薬用にも使われており、中国では「香酸柑橘」と呼ばれています。さらに調べていくと、「スダチ」「カボス」「じゃばら」等、ゆずを起源とする柑橘が非常に多いことが明らかになりました。

江戸時代、「ゆず」を活用するレシピ集のような書物「柚珍秘密箱」には、ゆずは気をひらかす秘法として様々な活用法が紹介されていました。

この時代はまだ接ぎ木ゆず栽培が開発されていませんから『実生ゆず』を指します。それなのに1960年頃から接ぎ木栽培のゆずが量産化されることによって、鋭いトゲを持つ実生ゆずは、果皮に傷がつきやすく、見た目が悪いため、果汁を絞った果実は捨てられている現実を知りました。

実生ゆずは里山奥地で育ちますが、農家の高齢化が進み、苦労も多く、労働環境も収入も厳しいのが現状で後継者不足が深刻な課題です。

原木の種を守りたい。

私たちは、最も香り成分が豊富で、栄養価が高い、皮・種・果実を包む袋・白いワタといった果汁を絞った後の廃棄分を利用して、健康美容に役立つ商品開発を始めました。

そして介護や看護で役立つスキンケア商品を考案し、現場の看護や介護職員の方々とともにマッサージと併用した実生ゆずのケア用品の有効性について、検証を重ねております。

ボディウォッシュウォーター

ゆずボディウォッシュウォーター

水なしで簡単なリフレッシュケア!いつでもさっぱり潤肌ボディ

お肌を清潔にし、同時に潤す新感覚のボディウォッシュ。洗い流し不要でスポーツ後のアフターケア、病中病後の入浴代わりなど、ベビーからシルバー世代までいつでも快適環境をサポート。

ボディウォッシュウォーターはお風呂に入れない時などに体の衛生を保つ、拭き取りタイプの液体石鹸です。

医務室・理学療法士と連携して、ゆずを活用したリバビリ機能改善・褥瘡ケアなど臨床で取り組みを行っています。

ゆずレスキューローション

ゆずレスキューローションは、こわばった筋肉を緩める作用があります。

ゆずレスキューローション

ストレスフルな毎日のお守りアイテム頭皮にも使えるマッサージミスト

肩や首筋、ふくらはぎなど気になる部分にシュッとひと拭き手軽に使えるスプレータイプ。シャンプー後の頭皮ケアにもおすすめな一品。

訪問看護ステーションでは、看護師・理学療法士・作業療法士に、ゆずレスキューローションの特性や効果的な使い方を指導しており、在宅でのリハビリに効果を発揮してくれています。ケア剤を使用したマッサージを適切に行うことで、関節の可動域が広くなっており、自宅でのリハビリ効果に有効性がみられ大変喜ばれているそうです。

ケア剤「ゆずソルジー」

皮膚が硬く筋肉が硬化した状態でも痛みが伴わないリンパドレナージュが提供できるケア剤「ゆずソルジー」を私たちは考案しました。

足が浮腫み、歩くのに苦痛を感じている高齢者だけではなく、デスクワークで運動不足になっている社会人からも大好評です

マッサージの効果は写真でご覧の通りです。

サロンケア

サロンでは、量子エントロピー測定「メタトロン」も併用しています。その測定結果から、個人にあった食事のアドバイスやエネルギーバランスを整えるケアを提供しています。

東洋医学と西洋セラピーを融合した独自のケア

ゆらぎスタイルの考える健康とは、心と身体がバランス良く調和していることを指しています。

単に「病気ではない」状態ではなく、日々の生活で生きがいを感じ、気持ちが満たされ充実した幸福な状態を健康と捉えているのです。

「実生ゆず未病ケア」を普及する活動

時には子供たちへ「ゆず味噌玉作り」のワークショップを通じて、日本の伝統食や伝承療法を伝えています。

インドの伝統医学「アーユルブェーダ」はWHOが認めた120歳までの健康寿命を目指す予防医学で、近年、日本でも認知されてきましたね。本場インドにおいてアーユルブェーダ病院では薬草治療が多く、健康改善に多くの薬草が活用されているそうです。

海外から輸入されたアロマやハーブも良いとは思いますが、日本古来から今も変わらない生命力で育つ薬用植物『実生ゆず』は理想的だと感じています。

里山奥深くでしか育たないゆずの種は肥えた大地から栄養を養い、野生に近い環境で力強く生きている「実生ゆず」を活用する日本伝統未病ケアを一緒に研究したり、普及活動を共生してくれる仲間が増えたら、もっと多くの人が元気になってくれるのに・・・

急性期病院の努めに違和感を抱き、慢性疾患に寄り添う看護のあり方を求めている看護師の方、鍼灸師・理学療法士・作業療法士等、介護福祉士等、資格+ゆずソルジーメソッド・ボディケアを身につけて、統合医療を目指す施設で喜ばれる歓びを実感しながら働きませんか?

また社会モデル実現に向けて、地域社会ではコミュニティの場で「実生ゆず未病ケア」を普及する活動は資格・年齢問わず、どなたでもご活躍いただけます。