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地域資源を守り地域を活性化

種から育つ箕面のゆずはプレミアム

自然豊かな北摂・箕面の奥には、接ぎ木ではなく無農薬で種から育てた「実生ゆず」が育っています。

全国で5000本しか存在しないとされているこの「実生ゆず」は平成20年に箕面市が設立した特産品創出の「ゆずプロジェクト」で様々な商品として開発されました。
箕面の「実生ゆず」の収穫量は約8t/年。その内約3tが市場流通し、残り5tはカタチが悪いなどの理由で加工用になっています。

しかし、果汁を使った商品が大部分で、果実搾汁後のゆず皮は廃棄されている事を知りました。
しかも、ゆず皮には揮発性の高い油を含んでいるので、産業廃棄物として処理されてしまいます。

「柚子」は、古くから体を温めるなどの薬効があるとして、日本全国で親しまれている。
一般に流通しているゆずのほとんどは、カラタチの木に接ぎ木して栽培されたものである。
しかし、箕面のゆずは、種から育てる実生(みしょう)栽培によるものであり、実が収穫できるまで18年の歳月を費やします。
接ぎ木と比較して、芳香・栄養成分が豊富ではないかと着目したのです。

「ゆずの皮には天然アロマオイルが含まれていて、優れた成分が沢山あるのに・・・捨てるなんて、もったいない!」

予てからの夢でもあった自分の手で天然アロマオイルを蒸留することを実現し、地元企業として地域活性の一翼を担うため、おおさか地域創造ファンド豊能地域支援事業の認定を受け、廃棄されるゆず皮を使った商品開発への取り組みが始まりました。

愛キャッチ)のコピー

廃棄ゆずを扱ってわかったこと

ゆずの収穫期は12月初旬から3週間程。搾汁後のゆずはすぐに腐敗しカビが発生しやすい、手作業で皮とワタと種を分別するにも時間との勝負です。
1箱10kg入っている搾汁後のゆずを分別するのに2人がかりで黙々と作業しても1時間はかかります。
朝から夜中までひたすら分別し、残った箱の蓋を翌朝開けると、もうカビが発生してアウトです。
ようやく、分別されたゆずの皮を10kg細かく粉砕してやっと水蒸気蒸留装置へ投入
7時間後に抽出できた天然アロマオイルはわずか10ml。1000分の1

オリジナル商品の開発は、リスクが高く難しいといわれてきた。まして、商品を仕入れて販売する小売業が、商品を企画・販売するメーカーになるには、いくつもの高いハードルを超える必要があると痛感しました。

漫画で紹介されました

箕面商工会議所の「もみじの街の経営者物語5」で、弊社の「サービス業からモノ作りの事例」が漫画で紹介されました。

▶︎こちらからご覧いただけます。(PDF)

マンガ

地元大学と産学連携で研究

小規模企業では難しい研究・実験・開発を、地域における大阪大学大学院 工学研究科に所属する研究員と産学連携として取り組み、商品の安定生産には最も重要な菌の浮遊検査や、抽出法の実験をしながら商品化を達成できたことは、大きな成果となりました。

ゆず商品開発で生まれた障がい者雇用体制

実生ゆずで開発した商品

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水蒸気蒸留装置にかけると、天然ゆずのアロマオイルが抽出できます。
しかし、極少量であり、これを販売しても収益は限られる。

そこで、アロマオイルと一緒に生成する「ゆず芳香蒸留水」を活用した「ゆずモイスチャークレンジング洗顔フォーム」と「ゆずモイスチャーボディウォッシュ」を開発しました。

地域資源を活用した商品開発の問題は、原料供給が過少になりがちな事であります。
商品化し販路を拡大しても、原料に限りがあるので、全国に流通させるほどの商品供給力がない。
箕面のゆずも同様であり、「ゆず天然アロマオイル」を原料とする商品はそれほど大量には生産できない。

そこで、「ゆず芳香蒸留水」に「天然ゆずアロマオイル」を添加して完成させた「ゆずモイスチャークレンジング洗顔フォーム」は地域のブランド商品として流通させることにしています。

一方、「ゆず芳香蒸留水」「ゆず種子エキス」や、ゆず皮をフリーズドライ製法で粉末化した「ゆずパウダー」は量産化が可能です。
このように希少な地域資源を原料に商品化を進めるために、産業廃棄物のゆずを生産農家から購入し、自社蒸留から始め、配合原料の厳選・製造工程を自ら管理する事で、天然成分100%・合成化学物質未使用とウソのない、胸を張って勧められる商品を販売できる夢を実現することが出来ました。

ゆず廃棄ゼロエミッション達成

産業廃棄物扱いのゆずから精油を蒸留した後の、皮・ワタの処理については、箕面市のクリーンセンターと連携して、堆肥の原料として再利用しています。
これにより箕面ゆずの廃棄ゼロ!の資源活用循環を実現出来ました。

外部との連携・協力があってこそ

ゆらぎスタイルがこのような事業を実施できたのは、外部ネットワークの協力がなければ実現できなかったと思います。

ゆずの商品開発に関しては、研究・実験段階においては、地元池田市にある大阪府立園芸高校と蒸留の共同作業を実施したことで、量産化に向けた課題を明確化できました。その経験がベースとなり、大阪府佐野工科高校・環境エネルギー科の先生に、障がい者が使用しても、安全性の高い・作業しやすい水蒸気蒸留装置の設計を依頼し、製造・設置することができました。

商品の機能性評価は、今後のテーマでありますが、これについては、産学連携窓口により、地元企業と大阪大学教授とで産学連携体制を構築して、研究を進めているところであります。

大阪実生ゆずものづくりファンドに応募しました。

地元箕面産・実生ゆずを使った商品開発で地域活性

大阪地域創造ファンドの支援を3年受けて、スキンケア商品を開発してきたのですが、
商品の開発資金、品質検査をするための基金など一つずつ課題が出てきています。

多くの方に私たちが取り組んできているプロジェクトであったり、ゆずの商品の良さというものを
ご理解頂いた方たちにご支援いただくことで、よりもっと早く、こういったブラッシュアップした商品を
世の中に出していけられるのではないだろうか。そういう思いでミュージックセキュリティーズさんのご協力、
お力を借りることで、大阪の第一号目の企業としてチャレンジさせていただき応援していただき

たくさんの応援して下さっているお客様のおかげさまで2016年1月目標額を達成することができました。

ミュージックセキュリテとは

応援したいと思う取組みを行っている企業に個人が少額から投資ができ、起業はその資金を基に新商品開発や目標とする事業の売上げの一部を分配金としての受け取り、
完成した新商品を誰よりも早く受け取れたり出資者限定の交流会やイベントにも参加できる特典などがあります。
12月のゆずの収穫時期に投資家様限定で現地での分別加工体験&ゆず満喫イベントを開催いたしました

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ゆらぎスタイル ミュージックセキリテページ

今後実現したいCSR活動(社会貢献)

・日本人の繊細な手の技術とサービス精神、そして日本の実生ゆずの万能性を海外にPRする為、海外出店を夢見ています。
・1人でも多くの障がい者が快適に仕事ができる加工場を地元に作りたいです。

 

 お問合せ

072-702-1735